AIは「音のある失敗テイク」を切れない
撮り直した挨拶は無音ではないため、自動カットを通過しました。全文を文字で検品する工程が必要です。
Claude Code × CapCut × Vrew
全部をAIに任せるのは、まだ無理でした。
それでも作業をAIに配れば、人間は「判断」と「検品」に集中できます。
編集を6工程に分けると、どこをAIに渡し、どこを自分で決めるかが見えてきます。
複数素材の合成や、大きな撮り直し部分の削除を先に済ませます。後工程で字幕がズレないよう、動画の土台をここで決めます。
話していない時間をコマンド1つで自動削除。今回は73分の素材が30分になりました。無料ツールなので費用はかかりません。
高精度で文字起こしし、文章として全体を確認できるようにします。詰めた後の長さだけが課金対象なので、先に無音を削るほど安くなります。
「えー」「あの」などの口癖の削除、途中で切れた字幕のつなぎ直し(結合)、長すぎる字幕の切り分け(分割)までAIが実行。今回は口癖300箇所以上が対象、結合は55組でした。指示文はClaude Codeが設計し、人間は貼り付けて報告を確認するだけです。
撮り直しの挨拶が本編に紛れていないかを全文チェック。誤変換を直し、句読点つきの読みやすい字幕に書き直します。
AIの提案を採用するかは人が決めます。最後は2倍速で通して見て、テロップを整え、公開してよいかを自分の目で確かめます。
「AIなら全部できる」とは言いません。実際に起きた失敗を、次の編集で繰り返さない仕組みに変えています。
撮り直した挨拶は無音ではないため、自動カットを通過しました。全文を文字で検品する工程が必要です。
20〜30秒の発言が抜けた実例がありました。速さより、編集の土台になる文字起こし精度を優先します。
話の温度、間の意味、残すべき表情は人が判断します。AIに任せるほど、最後の検品が重要になります。
「音量4%以下・余白0.4秒」の設定では、73分の素材が27分48秒まで縮んだ代わりに語尾が欠けました。「3%以下・余白0.7秒」にゆるめると30分29秒。ここが「無音だけが消える」境界でした。
2026年7月の実例です。VrewのAIエージェントに、日本語でお願いをひとつ投げました——「繋ぎの時に出てくる『で』っていうのを削除してほしい」。 返ってきた結果がこれです。
でこのChatGPTへの広告なんですけれども
→ このChatGPTへの広告なんですけれども
で仕組みとかもね書いてありますね
→ 仕組みとかもね書いてありますね
音声ごと削除。話し方がそのままダイレクトになる。
同じ1文字を、繋ぎか意味かで判別している。
ひらがな1文字の役割を文脈で見分けるレベルまで来たので、削除・結合・分割の「実行」はAIに任せられます。 人間の仕事は、何を頼むかの指示と、最後の検品に集約されていきます。